手首の親指側の痛み【ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)】を改善する方法
May 16, 2024
今回は手首は手首でも、親指側が痛むという方に試してもらいたい、
手首の痛みを自分で改善する方法を紹介します!
※もし、「私が痛いのは親指側じゃなくて小指側なんです!」とか、「病院で手首のTFCC損傷と言われました!」という方はこちらの動画を参考↓↓
では早速、手首の親指側を見ていきましょう!
どんな時に痛いのか?
◆親指や手首を動かすと、手首の親指側が痛い
→ ドケルバン病の可能性が高いです(狭窄性腱鞘炎とも言われます)
ドケルバン病の方は、特に以下のような動きをしたときに痛みが出ます。
・物をつかむ、握る。
・タオルを絞る
その可能性を確かめるために、この動きをしてみてください。
親指を中に入れて拳を作り、手首を小指側に倒します。
これで痛みが増大すれば、ほぼ間違いなくドケルバン病ということになります。
ドケルバン病の原因
◆原因としてはいくつか考えられます。
・ジムで頻繁に重りをもってトレーニングをしている
・デスクワークでのPC作業やスマホの使い過ぎ
・肘関節や肩関節の動きが悪い(手首がかばっている)
・女性ホルモンの変化(産後や更年期の時期)
まず何をすべきか??
・ジムのトレーニングが原因かもしれない方は一定期間お休みしてみる。ウェイトの重さやトレーニングの頻度はもちろん、トレーニングの際のフォームを見直してみることも検討してください。ベンチプレスをするときのバーの持ち幅なども少しの変化で手首への負担が変わります。
・PCやスマホの使い過ぎが疑われる場合は、まず机やイスの高さを調節したりマウスを変えてみたりと手首に負担がかかりすぎている姿勢になっていないかをチェックしましょう!プライベートでスマホを使う時間を減らすこともやってみて損はないですよ!
・他にも普段は特に気にしてなかったが、言われてみるとこれは手首に負担がかかっているのかも?と考えられるものは一旦やめてみる。
・肩の動きや肘の動きに着目した関節チューニング(関節の調整)を行う。関節の動きが悪いからといって他の関節に負担をかけている場合がある。例えば肩を回すのがあまりできないので、代わりに手首を回して肩を回している風に見せるなんてことはよくある。関節チューニングで関節一つひとつの動きをチェックしながら動かし、スムーズに動かせるようにしていく。そうすることで手首の痛みが改善される場合が結構ある。
・トレーニングなど明らかにこれが原因だろうなということがわかっているのであれば、行った後にアイシングをしたり、行う前にはちゃんとウォーミングアップやストレッチをするなど、自分なりの対策をやるようにしてくださいね!
改善方法の実践
関節チューニングに関しては動画を見ながら実践してみてください!まず一つの動画を真剣にやってみて、あれ?なんかちょっとましかも?と思えるのであれば30日間くらいを目標に毎日(できれば2回)継続してみてください。かなり改善するはずです。人によっては完全に痛みが取れます。
それでも良くならない場合
上で紹介した動画の内容を一定期間実践した。他の原因かもしれないものも排除してみた。それでも何も変わらない、逆にひどくなっているかもしれないという方は病院に行くことを検討しましょう!
病院ではざっくりとこういう感じのことをします。
・局所の安静
・サポーターなどで手首を固定
・痛み止めなどの薬
・ステロイド注射
・手術
という流れで治癒を目指します。ドクターの指示に従ってくださいね。
最後に
手首は何をするにも使う場所になるので、ちょっとした違和感や痛みだけでもストレスになります。
まだそこまでひどくないうちに、自分でケアをして治してしまうのがベストです。
それでは全然良くならないと判断したら、できるだけ早く医療機関を受診しましょう!